自分の人生の主役は自分なんだよ。
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やっと耐震強度偽装問題も山場を迎えたようで、建築基準法の強化へと世間では話が進んでいるようだ。しかしどうも腑に落ちないことがある。そもそも1.0だとか0.5だとかいう耐震強度なんだが、そんなに信頼できるものなのだろうか。いったいだれがどんな根拠できめたことなのか。どうせ国土交通省の官僚がきめたことなんだろうが、どんな計算のもと決めたのかさだかではない。1981年以前の建築基準法では耐震強度の取り決め事体がない。
耐震強度1,0以下の家に住んでいる人はごまんといるだろう。もし数値が正しいとしたら、その人たちの大地震の時の身の安全はどうするつもりなのか。どうも官僚の権限拡大のために建築基準法が良いように利用されている。ザル法である建築基準法なんていう人定法があるのも日本だけじゃないか?ヨーロッパでは聞いたことがない。 姉歯建築士の場合は施工主の言いなりになったようだが、本来建築士というのは矜持をもった職人の世界だったはずだ。それがいつのまにか施工主の犬に成り下がっている。一級建築士が30万人もいれば不況時にはあぶれる建築士もいるんだろうな。一級建築士になるためには大学をでてから10年ぐらい平均でかかるという。その間、学科のほかに設計事務所で実務を勉強する必要もある。 建物というのは設計図どおり100%造れないという。どうしても微妙な素材の違いが設計図で想定していたものと違う。そこをわきまえて施工主に進言するのが建築士の役目だ。それが建築基準法の強化で建築士の裁量が狭められている。 ちなみに世間の誤解を解いておこう。耐震強度1.0の建物と0.5のものとでは大地震がきたときに0.5のたてものが無傷で1.0のものが倒壊する可能性だってあると耐震構造に詳しい学者先生がおっしゃっていた。そのくらい大地震と建築物の因果関係はよく分かっていないらしい。大地震が起きてみないと分からないということだ。こんなことはお上に牛耳られているマスコミでは絶対に公表されないけれどね。 2006年2月14日 喜多武司 ▲
by kitatakeshi-blog
| 2006-02-14 18:42
| 日本ななめ切り
そろそろライブドア問題も落ち着きだし、あとは特捜の告訴待ちとなった。マスコミでいろいろ言われているが、ホリエモンなんて時代の寵児のときには持ち上げるだけ持ち上げて、逮捕されたとたんに手のひらを返すようなボロクソな報道振りだ。芸者ジャーナリスムのマスコミの本質が垣間見れてほほえましい。おっと芸者をされている方のほうがもっと気骨があることは想像に難くない。
ホリエモンはトラの尾を踏んだということなんだろう。この国の本当の権力者=高級官僚の前には何もできないということか。ホリエモンは法律違反を犯した。それは間違いのないことなんだろうが、どうせ公取法なんていう法律はたかだか人定法だろう。勝手に権力者が決めた法律だ。そんなものは重要視することなし、というのがおれの考え方だ。世の中動かしているのは力関係であり、どっちが強いかで負けたほうが悪者になる。そりゃ人定法で武装している権力者側が強いに決まっている。しかし少ない確率でそんな権力者をひっくり返す可能性だってあるのは歴史が証明している。 権力をもった既成勢力に立ち向かったホリエモンはとくに若者の憧憬の的だっただろう。ライブドアの株を一株もつことでホリエモンと連帯しようとした若者が多くいるという。既存の体制に胡坐をかいてのほほんとしている人々に一矢をむくいてやろうとしたのがホリエモンが進めたやり方なんだ。参謀の宮内というのも苦学しながら税理士になったという。本来負け組といわれた人間の社会への反逆でもある。何もない若者にはカネこそ力だ。そして知恵を絞って法律的にグレーゾーン錬金術を駆使していく。 ホリエモンも宮内も刑務所でしっかりと勉強してくるように。君たちとはやり方は違うが80年ほど前に人定法を軽視または無視したアナーキスト=大杉栄は逮捕されると一犯一語といって入所するたびに一外国語をマスターしていった。確か6ヶ国語をマスターしたはずだ。なにも大杉栄のように外国語を学ぶ必要もない。君たちは六法全書の丸暗記なんていうのはいかがなものかな。そしてまた権力者に一泡吹かせてやれよ。 2006年2月10日 喜多武司 ▲
by kitatakeshi-blog
| 2006-02-11 18:30
| 日本ななめ切り
日本滞在中、面白そうな講演会があったので友人と誘い合わせて、行ってきた。公演メンバーは野田正彰さん(精神科医であり大学教授なのだが、歯切れのいい文章が俺は好きだ)・大谷明宏さん(ジャーナリスト、読売新聞のとき社会部記者として社会の暗部をえぐる暴露記事を書いていたが、独立してからは芸者ジャーナリスト=田原総一郎とよく組んでいる)・宮台真司さん(社会学者、40代のホープだな。話はおもしろいのだが学者だからか日本語の中に横文字をよくいれて学のない視聴者にはよくわからん言葉を発するところが難点だ)・宮崎学さん(作家なのかな?でもおれはこの人の生き様・言動を尊敬している)・奇特な麻原の弁護人=松下・松井両弁護人
さて本論に戻るが、弁護人によると麻原祥晃は現在精神的に病んでいて、一切の意思疎通ができないでいるという。接見回数は170回を数える。車椅子に乗せられての接見なのだが、発することばが「う、う」だという。よだれが垂れていて一見して尋常な様子ではないと見受けられるそうだ。精神科医の野田さんも実際に接見して精神障害の可能性が多い大きいとおっしゃっておられた。 問題なのは裁判所が麻原氏を医者に診察させる許可を与えないことだ。当然その間は控訴審の公判はストップしてしまう。裁判所はそれがいやらしいのだが弁護人は控訴趣意書さえ出すことできないでいる現状をみると、とうとう裁判所も重い腰をあげて裁判所が選んだ医者による診察を許可した。もちろん野田さんは選ばれていない。裁判所にとって病気療養がひつようだという精神科医は必要ないのだ。裁判遂行できる精神状態であるというお墨付きをくれる医者を望んでいる。結果がでるまでにはなお数ヶ月かかるという。 「麻原を早く死刑にしろ、吊るせ!」という世論の無言の圧力に裁判所がひるんでいるように見受けられる。弁護人も言っていたが、病気を治してからしっかりと裁判を継続させればいい。単純なことなのだが、麻原だと詐病の疑いもあるというんだな。また麻原に死刑判決をだした裁判官として名を残したいのかも知れぬ。そういえば異例中の異例、裁判官が東京小菅刑務所に麻原に会いに行ったというんだ。 事件から11年経ち、オウムサリン事件も心の片隅奥深くに埋もれている人が大部分だろう。しかし麻原をできるだけ早く死刑に処すことが懸命なことなのか。麻原から何一つ事件の真相を訊きだしていない我々は臭いものには蓋的態度でいいのか。なぜサリンを撒いたのか、その一点だけでも訊きだす努力をしないで、彼を葬り去ることにおれは反対だ。 2006年2月4日 喜多武司 ▲
by kitatakeshi-blog
| 2006-02-04 17:24
| 日本ななめ切り
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