自分の人生の主役は自分なんだよ。
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カテゴリ:スペインななめ読み( 16 )
物忘れ、多し。
 久しぶりのボるタクシーに遭った。空港からホテルまで20ユーロぐらいのところを28ユーロだとのたまう。空港特別料金がはいっているんだとさ。まあずいぶんと遠回りしてくれたんだがそれはマドリッドの夜景を楽しむということでお客様には良いサービスなので許すとして、空港特別代金の水増しは勘弁してほしい。やんわりとこんなことをしているとだんだんと顧客がいなくなるよというのだが、それがどうしたとばかりに年配のでっぷりとした運ちゃんは強気になっている。

 まあ正規の空港割増料金をいれて26ユーロでどうだ、というとしぶしぶ了承。30ユーロをわたすと小銭がないので1ユーロないかとのたまう。2ユーロを渡すとおつりをくれない。おい、1ユーロは?というとそうだったなとばかりに1ユーロをもどす。(ずるがしこいやつだな)とおもいつつ車を降りる。向こうも開き直ってきたのか、てめえたちで後ろのスーツケースをおろせという。こんなアホに怒ってもしかたがないので、自分たちでおろすことにする。(荷物も降ろさないタクシーの運ちゃんは初めてだ。とうとうマドリッドの運ちゃんの質は、いままでもひどかったけれど最低だな)なんておもいながらホテルのなかに入る。

 夜中の12時を廻っていたのでお客様に注意事項や明日の予定などを手早くはなして家路についた。そして気づいたんだ。5ユーロ紙幣をもらっていないじゃないか。結局31ユーロも払ってしまった。夜中ということもあろう。ちょっとむっとしていたこともあろう。しかしこの物忘れはなんなんだ。おれも48歳。気持ちだけは10代・20代のつもりだけど、体がついていけないんだろうか。はじめて自分の体力に疑問を感じた日になった。

2005年7月31日 
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おいおい42度かよ
 暑い日が続いている。先日も42度まで気温があがった。今日は少しはましなようだ。6月で40度を超える日が続くとはこれは異常なことだ。例年だと7月・8月初旬の気温が6月に到来している。エアコンを買わないようにしてきたが、これでは家の中にいてもゆでだこになってしまう。今年はこのままでいくとエアコンを買わないといけないかもしれない。

 中国やインドでのエネルギー消費の増大がとおくスペインの気候をおかしくしている。実感として毎年毎年気候がおかしくなっている。今年はとんと雨が降らない。ただでさえ乾燥している国なのに雨がふらなければ、砂漠にならなくてはなるまい。いまのところピレネー山脈やシエラネバダ山脈といった3000メートル級の山々から発する伏流水が中央のメセタ地方に流れ込んでいるので、地下水をくみ上げて小麦など農産物にまいていられるからいいようなものだけれど。

 持続可能な経済成長をしないと環境破壊が進んで人類にとって大変なことになることはみんなうすうす感づいていることだが、個人としていざ何ができるかというと何もできない、というのが実情だ。しかし俺たち人類というのは地球全体からみると環境破壊者であり、破壊をするということが他の生物に悪影響を及ぼすならば、これはれっきとした犯罪者であるということだ。直接人類には裁く制度がないために、解決手段は人類の良心にゆだねられているわけだが、心の片隅に俺たちは犯罪者なんだという負い目を常にもっていたいとおもう。個人的にエアコン買う・買わないなんていうのは微々たる問題だが、おれのこんな負い目からきている発想なんだ。

 2005年6月25日 喜多武司
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スペイン人はどこにいる?
 ランサロテ島のホテルのプールサイドのソファーで寝転んでいると、いたるところから外国語が聞こえる。英語が多いが中にはドイツ語・フランス語も聞こえてくる。スペインの島だというのにスペイン語がきこえないということはどういうことなんだ。

 6月初旬というのはスペインではまだ本格的なバカンスシーズンではない。それにくらべてイギリスやドイツ・フランスでは年金者を中心に夏の移動がはじまるのかもしれない。どうみても高齢者がおおいところをみると、あながち間違ってもいまい。

 子供連れの若夫婦もけっこういる。イギリス人夫婦をよく見かけたが、子供をほとんどかまうことがない。2歳ぐらいでも1人で遊ばせている。朝食会場では、自分の食べるものは自分で取りに行かせるし、子供もヨタヨタしながら、食べ物を運んでくる。それにくらべてスペイン人の親は、もう10歳ぐらいになろうかという息子のサンダルを両親で履かせたり、ヨーグルトを口に運んであげたりと甲斐甲斐しく面倒をみている。甘やかせて育てられているのは一目瞭然であるが、これが家族の絆を強めたり、他人にたいして人なつこかったりと良い面に現れるので一概にどのような子育てがいいのかとは言い切れないところに子供の教育の難しさがある。

 おれの感覚ではイギリス型の教育のほうが性分にあっているが、イギリス人とスペイン人を足して2で割るような教育を隣のソファーで寝ている娘にできたらと虫のいいことを考えながら、先ほど注文したブラッディマリーを口元にはこんだ。
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Hnos.Becker通りの路上駐車の守衛さん
マドリッド中央部・オフィス街にHnos.Becker通りはある。マドリッド来たてのころはこの通りに面した女の子がいるパブによくきたものだ。かわいどころのいい娘が揃っていた。15年以上も前のはなしだ。

たまたまハイヤーの仕事でその通りで待機をしていると、50がらみのオヤジさんが守衛さんよろしく円形の鎖に車の鍵をたばねてじゃらつかせている。そして歩道を行ったりきたりする。

すると車が彼のそばに止まり、なにか話して、そのまま車道に小型車を置いたまま、恰幅のいいサラリーマンが立ち去る。パリッとした身なりの割には小型車を運転しているアンバランスがおもしろい。街が古く駐車場所が少ないオフィス街でちょっとした隙間でもおけるように通勤用に買ったんだろう。どうみても高級車が似合う身なりだ。オヤジは素早く車にのり、交通の邪魔にならないところに小型車を移動させる。

路上駐車といえども公的料金が必要だ。15分20セント30円ぐらいか。問題なのは2時間以上の料金が無いんだ。つまり一時駐車のみ認められている。しかしスペインといえども8時間は働かなくてはいけない。そこでこのオヤジの登場となるわけだ。お客にかわり歩道にある自動料金所でコインを入れて延長してやるんだ。また駐車スペースがない場合でも、あくまで邪魔にならないところに車を置いておいて、スペースが空き次第、車をいれる。
サラリーマンにとってはとても重宝なオヤジなんだ。

それにしてもお客が車ごとあずけられるオヤジの信用度はすばらしい。もちろん心づけをもらっているんだろうが、どのようにして信用を勝ち得たんだろうか。それに頭をひねればいろんな商売が考えられるんだな。人間ひとり食うことぐらいどうにでもなるというこどだ。
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仕事が忙しい?
このところ仕事が立て込んでいる。しかしあまり疲れがない。いつも新しいお客さんなので、今回はどんな客なのかな、と考えをめぐらすだけでも楽しくなる。初めてお会いするお客さんへの挨拶は常に目を見てする。その瞬間に気が合うか会わないかが直感でわかるのは、おれだけではなくて日常生活ではそこかしこに見られる現象だろう。

気が合うお客というのはあまり面白みがない。考えている思考回路がおれと似通っているからだ。どうせなら、まったく気が合わない人間が断然おもしろい。自分とはまったく違う世界をもっているからだ。そんな気持ちでお客と接していると、不思議と気の合わない相手も胸襟を開いてくる。こうなったらしめたものだ。俺の知らない世界にいざなってくれるんだ。

新しい世界がおれの興味をそそる場合がかなりある。先日もビデオの世界に突入した。いままでビデオを買ったことがない人間には未知の世界だ。どんなアングルで取るか。そして何を表現したいのか。試行錯誤がつづくが、ビデオ撮りに精を出す。

いまのところ生まれたばかりの子供のビデオを取っているが、編集技術を覚えて、DVDに録画したいもんだ。でもWindows Meではかなり役不足か。
はやいところ新しいパソコンを買わなくちゃ。
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自分の人生の主人公は自分なんだよ
「自分の人生の主人公は自分なんだよ」という副題をつけているけれど、若いときから、ぼんやりとおもってきたことなんだ。今の若者もそうだとおもうけれど、若いときから自分の進む道なんかが判る人間は極少数だとおもうね。とりあえず何でも好きなことをやってみる、というのがおれが選択したやりかたなんだ。女に興味があれば、とことん追っかけてみたし、哲学的なものに興味があれば、どんどん本をよんで、自分なりに咀嚼するようにした。本当の哲学者は平易な文章で、物事の本質をずばりと言うね。何回読んでもなにがかいてあるのかさっぱり判らない文章というのは、書いている本人が分っていないんだろうな。

おれも今年は48歳になる。周りの同年輩の人間の話をきくと体力が衰えて何かをやる気力が湧かない、という。おれもきっと体力・気力が若いときと比べると衰えているんだろうけれど、自覚症状がないんだ。まだまだ興味があることがいっぱいあるし、時間が許す限り、マイペースで取り組んでいきたいとおもうんだ。出羽の郷という力士が34歳で関取になったというニュースがあったけれど、こんな感じだね。けっして無理をしない。無理をしてしたことなんてストレスが溜まるばかりで、体にいいことないよ。

というわけで、新しくブログをはじめたんだから、今後はHPのように天下国家のことばかりじゃなくて、自分の想いや身近な人間のこともとりあげながら
文章を書いていこうと考え始めている。せっかくスペインに住んでいることでもあるし、おもろい話や感心することや頭にくることなど話題には事欠かない。

新生「喜多武司のぼちぼち宿」をよろしく。
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