自分の人生の主役は自分なんだよ。
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バス停にて
 あさ、バス停で座っていると、あたふたとバス停に近寄ってきた50代のおばさんが、小銭入りをかき回しながら、あら5セント足りないわとつぶやいている。さっそく周りにいたわれわれにどなたか5セントいただけないかしら、とお願いする。確かバス代は1ユーロ55セントよね。小銭が1ユーロ50セントしかないわ。なければ、近くでお札を替えて来るんだけれど・・・中南米系の青年と、私のとなりにいたおばさんが、すぐに小銭入れをとりだした。そして青年が10セントを渡す。どうもありがとう、とおばさん。しかしすぐに小銭入れから5セントをとりだし、青年に渡していた。青年は少しはにかんだような表情をしながら、5セントを受け取る。

 心があたたまる光景であった。まずみんなが我先に小銭入れをとりだし、このおばさんの要望に応えようとする。近くに困っている人がいたら、真っ先に自分が助けようとする精神。この精神のありかたがすがすがしい。隣人・家族を大切にするカソリックの真髄が骨の髄まで染み込んでいることが、このような行動を起こさずにはいられないのだろうか。スペインに住む人間の心の豊かさに、はっとさせられた一瞬であった。
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森田健作 新千葉県知事誕生に想う
 30日、森田健作千葉県知事が誕生した。100万票以上の得票であった。自民党員であったが政党色をださず、無党派層の支持を得た。前回落選していから4年、1200回以上のミニ集会をこなしたという。すばらしい、の一言に尽きる。選挙中も精力的に動き回り、フレッシュさとダイナミックさを有権者にアピールする。小沢献金問題も影響していたといえるが、抜群の知名度をいかした元青春スターのまえに民主党をはじめとした野党に押された候補は費えた。

 翌日にはさっそく持論の東京アクアライン通行料金値下げを引っさげて、麻生総理に面会する。最近、むっつり顔が多くなった麻生総理だが、森田新知事に会うと満面笑みをたやさなかったのが印象的であった。交通料金値下げをするよう関係省庁にはたらきかけるとの言質をとって森田のはじけるような喜びようも印象的である。また森田氏の献金問題が一度記事になるが、いつのまにか消え去ろうとしている。小沢献金問題で観察側のリーク報道に明け暮れるさまとは対照的である。

 しかし森田新知事はどうして800円の料金を提案したのか。みんなが泣いて喜ぶであろう無料にとは言わなかったのだろう。森田氏の苦渋の選択だったのだろうか。

 官僚機構の天下り先には年間16兆3000億のカネが使われている。当然、道路公団にも大変なカネが流れ込んできている。高速道路を無料にしたら、自分達の収入がなくなる。しかしご時勢は民主党が高速道路無料をマニフェストに謳っており、無料に近づけないといけない。そこで出てきたのは800円という数字だんだろう。高速道路が無料ならばどれだけの経済効果があるかは、原則無料の国・スペインに住んでいるおれにはよくわかる。食料を買って食べる分にはかなり安い。たとえば食パン2斤で100円ほどだ。

 今の段階では森田氏が提案した料金800円が受けいられるかはわからない。しかしこんな金額でお茶を濁されてはいけない。一番の問題は、官僚機構の利益のために莫大な国民の税金が使われているということだ。これをムダと言わずとして何と言えばいいのか。官僚機構主導のお上政治からの脱却こそが、国民の最大の利益となることを肝に銘じて欲しい。

 800円なんかでお上に騙されてなるものか。無料にせい。
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高速道路 週末料金1000円
 スペインにきて驚いたことのひとつに高速道路に料金所がないことであった。いまから20年以上前の話だ。そうか、料金所がない高速道路というものがあってもいいんだな。日本ではバカみたいな金額をとって天下り高級官僚の懐にはいる仕組みになっているので、国民が体のいい税金をはらっているようなものだ。

 今日28日から土日祝にかぎり、日本中どこまで行っても1000円だという。ETC車にかぎるとのことだが、あほな料金を徴収されているよりはましだろう。政権交代が現実をおびはじめたときに、民主党は高速料金を無料にするとマニフェストに掲げたことがきっかけになり自公政権も対抗策として高速道路・週末料金1000円サービスになった。民主党の効用だよ。政権が変われば高速道路料金無料が現実味を帯びよう。

 高速道路が無料になっているとどういうことになるか。身近にあるあらゆるものが安くなる可能性が高い。現に高速料金がほとんど無料のスペインでは、買って食べる分にはかなり安い。食パン2斤で80円なんてパンを食べているが、柔らかくておいしい。また観光でGNPの10%をたたきだしているスペインは世界第2の観光立国でもある。ヨーロッパ各地から観光客が押し寄せる。キャンピングカーでくる観光客も実に多い。バカンスで年に1ヶ月とれるお国事情もあるが、もし高速料金などとっていたら、客足は激減することだろう。現実は国内外から集まる観光客がたいへんなお金を落としていくわけだ。それだけではない。高速道路付近の地価も急騰した。今でも1億円以上する家がざらにある。経済効果からすると高速道路無料の費用対効果は高い。

 日本では景気が浮揚したら2年ほどで1000円サービスをやめるようだが、そうさせないためにも政権交代を成し遂げないといけない。小沢献金問題で民主党の存在意義を矮小化させてはならない。まあ、この政党にも胡散臭さはあるのだが・・・
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政治資金規制法の精神
 25日、NHKはトップニュースで小沢民主党代表の公設第一秘書の大久保被告が、献金元は西松建設であることを知っていたと供述した、と報道した。国民の大方は、ほら、見たことか、と思ったんだろうな。でもね、西松建設からの献金だ、と知っていたからといって、罪にはならないんだよ、現行の政治資金規正法では。

 罪になるとすれば、西松建設と関係のある政治団体が活動履歴がなく全くのダミー政治団体の場合だ。過去に活動履歴がないことを知っていたと大久保被告がみとめれば、大久保被告は罪をまぬがれない。それでも最終的には形式犯だから罰金刑だ。まあ、もっと身近なたとえをすれば、ちょっとスピード出しすぎて警察につかまり交通違反で罰金を払うようなものだ。

 政治資金規正法の精神というのは、政治家はお金を集めていいですよ、しかし、ちゃんとガラス張りにしてくださいね、ということでしかないんだ。これは今回の政治資金規正法違反問題を考える上でしっかりと抑えておかなくちゃいけない。

 NHKの検察担当記者はこんなことはわかっているとおもうよ。もしわかってないなら、はやいところジャーナリストをやめなさい。そんなやつらに政府の庇護の下、電波をのっとられているかと思うとむかっ腹がたってくる。

 問題は検察番記者が政治資金規正法の本質を知っているのに、似て非なる報道をそれもトップニュースで報道するとはどういうことなのだろうか。考えられるのは記者クラブを隠れ蓑に報道利権を手にした報道機関が検察から睨まれクラブ除外されたくないから、検察側のリーク記事を垂れ流しているとしかおもえないんだな。サラリーマン・ジャーナリストの哀れさを感じるなぁ。

 政権交代して民主党政権になれば、記者クラブの一員でない雑誌記者やフリーの取材にも応じると小沢氏はいっているから、リーク報道だらけのマスコミ報道よりは少しはマシなマスコミ報道になっていくのではないか。それにインターネットもある。問題意識があれば、全ての情報を探し当てることができるし。マスコミに出られないのか出ようとしないのか、大変な識者が少なからずいるから、スペインにいてもおれもおおいに勉強になるよ。

 今回のNHK報道をみても、次期総選挙では政権交代を実現させなくちゃ、と強く感じる。そのためにはマスコミ報道の分析・解説を微力ながら、おれがしないといけないのかな、と考えているところだ。

 
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153名死亡の大惨事
 8月20日14時45分、カナリアス諸島のラス=パルマス島行きスパンエアー機が離陸直後墜落、乗務員を10名を含めた、172人のうち153人の死亡が確認される。ほとんどが丸こげ状態であったという。31年前に旅客機同士が衝突して500名以上の死傷者をだしたが、それにつぐ大惨事となった。

 個人的には20日20時30分にフランクフルト経由で妻と娘が日本からマドリッドに戻ってくる予定となっていた。それもスパンエアー機、スペイン第二の大手航空会社だ。フランクフルトで家族が乗り継ぎでまっているとマドリッドからくる機体が遅れているので搭乗時間が1時間遅れるという。またスパンエアー側からカフェテリアで10ユーロまで使っていい、という申し出がある。いつもは何のアナウンスもなくお客を待たせるくせにおかしい。テレビで大惨事の模様を映し出すと、スパンエアーの係官がテレビをすぐに消してしまった。妻の言によるとドイツ語なのでなにもわからずじまいだったとのこと。終いには、一時間の自由時間のはずが15分で再搭乗の運びになる。ゲートから飛行機までバスで移送されるのだが、最初のバスに乗ったにもかかわらず、機内にはかなりの人数の人が搭乗していた。大惨事を知った今からおもうと、亡くなった人々のドイツ人の遺族ではないかとおもわれる。一般乗客と被害遺族をかち合わせないために10ユーロの振る舞いをしたのかも知れぬ。バカンスの中心地カナリアス諸島にはヨーロッパ各地から観光客が押し寄せる。

 妻子は1時間半遅れで、無事マドリッドに到着する。ニコニコした妻や口を開けてベビーカーでぐっすり寝ている娘の顔をみると、急に肩の荷が下りる。人間、一寸先は闇、いつ死ぬかわからない。今日一日悔いのないように生きないと、と肝に銘じる。

 バカンスを楽しもうという人生の至福のときであったのに・・・なくなられた方々に、合掌・・・
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マドリッドの地下鉄にて
ふと本から目をそらして、あたりを見廻した。早朝のラッシュ時の地下鉄内部は押し合いへし合いの喧騒をかもし出していた。私のまえの中年の女性は体をねじまげて本を読んでいる。そのひとの横の青年はつり革に両手をあわせて立っている。

 私がすわっている席から左前方2mほどのところに中南米系の女性らしい褐色の肌をした小柄な若い母親が一歳半ほどの赤ん坊を抱いて立っている。横には8歳ほどの娘が無表情で母親に寄り添っていた。

 スペイン人の若い女性が母子のまえに座って、本に目を落としている。最近自分自身も子供をもったことで、子供も1歳半ほどになると体重が10キロを越してきてかなり重い、という経験をした。ふと席を替わってあげようかな、という気持ちが芽生える。しかしすこし距離があるし、車内は身動きの取れないほどの混雑だ。
まあ、いいかというという気持ちで再び自分の本に目を落とした。

 すこし間をおいて男性の声が車内に鳴り響いた。
「このご婦人に席を譲ってあげてください!」きっぱりとした張りのある声だ。すかさず私の左横に座っていた女性が立ち上がった。私同様母親との距離があるので立ち上がるのを躊躇していたのかもしれない。

 しまった、と心の中で叫ぶ。金縛りにあったように私の体は動かない。何ともいえない自己嫌悪が体中を走りめぐる。どうしてすぐに席を譲ってあげなかったんだろう。どうして・・・

 赤ん坊を抱えた母親は無言で席についた。声の主は席を譲ってくれた女性に、これも張りのある声で礼をのべる。グラシアス!と。

2007年3月30日 喜多武司
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あるスペイン人の労働意識
 
 「いくら新人だからといっていつもいつも時間ぎりぎりまで働かすことはないだろう!」


運転手の詰所の横につながっている事務所に戻るなり、運転手の手配をしていて夜の9時から仕事を始める親方・ルケが私が勤務する時間帯の責任者で同僚の若いハヴィを怒鳴りつけている、というかスペイン人は通常おおきな声なので、どなっているように聞こえる。

 新人というのは私のことだ。知り合いのハイヤー会社の社長から、テレビ局の仕事を24時間体制でサポートすることになった、人手が足りないので手伝ってもらえないか、という打診があった。私は日頃は日本人のための観光ガイドやドライバーズガイドの仕事を中心にしている。時間があるときはお手伝いしましょう、と答えておいた。

 私のテレビ局での仕事は取材陣のための運転手だ。15時から23時までの1日8時間拘束。日本人相手の観光とは違い、日頃は入れもしないところに入れるので、目先が変わっておもしろい。先日もマドリッド郊外にある軍事基地にいってきた。マドリッド・バラッハス国際空港横駐車場爆破テロで亡くなったエクアドル人を軍用機を使って国費でエクアドルへ償還するところをニュース報道するテレビ局のクルーとはいった。興味があるので私も付いていっていいかなと、ディレクターに打診すると一緒にきなよ、と気軽な返事。兵士に誘導されて駐車した車を置き去りにしてカメラマンのそばにぴったりとひっつく。成り行きの一部始終を見ることができた。

 「おれの知るかぎり4回は時間ぎりぎりまではたらいている。ほかの運転手は終了30分前には退出している手前、バランスが取れないだろ。どうしていつもいつも同じ運転手だけが時間ぎりぎりなんだ!」とハヴィが詰問されている。ハヴィは何かいい訳をいっているが、ルケおじさんは、いきり立って聞く耳をもたない。

 今日は帰っていいよ、とやさしくルケおじさんは私にはなしかける。お互いに笑みがこぼれる。ルケおじさんの笑みはいいたいことは言ったという満足感からくるのだろうか。夜も遅いから早く家に帰って、家族サービスしてあげなよ、と私に言っているようにも取れた。時計をみると夜の10時過ぎだ。私の仕事が終わるまで1時間ほどまだ、ある。残業などもってのほか、業務に支障がないかぎり、少しでも早く労働者を家庭に帰してやろうという優しい気持ちが親方・ルケには満ち満ちている。
 
 唐突だが次のことを参考までに記しておこう。統計によると昨年のスペイン経済成長率は前年比3.8%増を記録している。

2007年3月29日 喜多武司

 
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マドリッドバラッハス空港横駐車場爆破テロ
 
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間違って、削除してしまった。写真だけでも載せておこう。
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外国人犯罪
 夜になっても暑いので、家をでて下に下りる。少しは風があり、頬をなで心地よい。24時間警備の管理人室にいく。いままで話をじっくりとしたことがないが、挨拶程度はいつもする颯爽とした青年がいつも夜番をしている。

 夜中の12時を過ぎている。青年も暇があくびをしているのか、管理人室からでてきて、おれにはなしかける。今日は暑いね、なんてことばを交わしながら、四方山話に花が咲く。

 成り行きで外国人犯罪の話になる。新聞・テレビなどで外国人犯罪がクローズアップしているが、その影に隠れてスペイン人の犯罪が隠されている、と青年は言う。最近も週末にマンションの壁にペンキで落書きをしているスペイン人若者をモニターで察知、駆けつけてたしなめたところ、さんざん減らず口をたたきながらその場を立ち去った。すこしたって管理人室にむけて拳骨ほどもある石を投げていったそうだ。一畳ほどもある透かしガラスにひびが入ったという。

 酔っ払ったスペイン人若者が数人で夜中管理人室に押し入り、一人が青年の首に刃物をつきつけ、残りのものがマンションの中庭に入り地下駐車場に侵入しようとした。青年は説得をして、事なきを得たが、危険な商売だ。悪さをする若者をに遭遇するのは年に三回ほどだという。

 ふと日本の外国人犯罪の報道のしかたを思い出す。調べて見たことがあるが少なくともこの十年ほどは外国人犯罪件数は横ばいなのに、異様なほど大々的に報道されている。警察は徹底的に取り締まるという。スペインでもそうなんだ。こちらの警察も取り締まりを強化するという。しかしその影にかくれてスペイン人の犯罪が野放しにされている。

 外国人犯罪というのはスケープゴードになりやすい。外国人は一般民衆から訳の分からん輩とみなされているからだ。そこで一般民衆にとって居心地のいい報道がなされるわけだ。自国民の悪事のニュースを連日テレビで見たくないからね。マスコミの生態というのは真実を白日の下に晒すというジャーナリズムではなくて自分たちの食い扶持稼ぎのための報道に成り下がる。警察は警察で外国人取締りの名目で予算増を取りやすい。

 日本だけじゃないんだよ、へっぽこジャーナリストが多いのは。またそれでよしとする一般民衆の問題意識レベルもこの件に関する限り日本と同じだな。

2005年8月3日 喜多武司
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スローフード、どうかな?
 子供たちの嬌声が聞こえる。数メートル先の浅瀬で足首まで水に浸かりながら数人の子が遊んでいる。どうも運河を川べりにつくり川の水を流し込んで遊んでいる。川はゆったりと流れ、清流にもぐさは水の中で優雅にスローダンスをしてみせる。

 子供たちをよくみると、髪の毛は黒く、肌は褐色にかがやいている。目鼻立ちはくっきりしていて典型的な中南米人だ。中南米といってもひろいのだが、長年スペインに住んでいても、その程度の判断しか下せない。
 
 今日はバーべキューをしに、アルベルチェ河の河岸にきた。家から車で30分ほど。それでも40キロは離れている。子供が小さいので、最近はなかなかゆっくりと食事、という訳にはいかない。レストラン好きのわれわれには少し物足りないのだが、春の陽光に誘い出されるかのように、バーべキューのできるアルディア デ フレスノ村にやってきた。最近は山火事が多発して火を使えるところが少なくなった。来年もここにきてバーベキューができればいいのだが・・・

 さっそく火をつけることにする。家から持ってきた直径45センチの円形状のバーベキューの台に三脚をつけ、組み立てる。新聞紙を細かく破り、そこかしこに落ちている枯れ木の枝を集めて円形状の台にのせ火をつける。そして炭をくべる。最近はすぐに火がつくように炭は加工されている。新聞紙や枯れ枝が十分に燃え尽き、炭に火がついたのを見てさっそく今日のご馳走・子羊のあばらの骨付き肉を網の上にのせる。

 一体化した備え付けの木製のテーブルとイスがある。そこに座り、肉が焼けるあいだに海苔弁当をだしレタス・きゅうり・トマトのはいったサラダをつくる。むすめは芝生の上に群生している菜の花をさわったり、蟻をみたりしている。お砂場セットをわたすとシャベルを芝生に突き刺そうとしている。早速クーラーボックスにはいっているビールをとりだし妻と二人で乾杯をする。すかさず生後13ヶ月になる娘がビールめがけてハイハイしながら突進してくる。

 肉が焼けると一年前につくったニンニクしょうゆを肉に絡めて食する。子羊の独特の香りとニンニクしょうゆがすばらしいハーモニーを奏でる。ニンニクしょうゆはワイン酢でニンニク2株の皮をむき一週間ほど漬ける。ニンニクが紫色に変わってきたらアクが取れた証拠だ。酢は捨ててニンニクの容器にしょうゆを入れて終わり。しょうゆがなくなったら継ぎ足せばいい。冷蔵庫に入れておけば1年ぐらい平気で持つ。

 そういえば日本の食品世界は添加物だらけのようだな。コンビニ弁当なんか優に30種類ぐらい添加物が入っているようだ。どうも話によると肉団子なんていうのは、素人考えによると肉が主体で少しづつ添加物がはいっているとおもうだろうが、なんと肉は20から30%ぐらいしか入っていないと専門家がおっしゃっていた。あとは化学的に肉さえも作ってしまう。化学物質をたべさせられているようなものだ。しかし見た目が良くて安くてうまい、ときている。大量の添加物が食品にはいって30年になると言うが、日本人を使って壮大な人体実験をしているようにみえる。通訳ガイド業をしているといろんな職種の方とお会いできるから目からうろこのような話がたくさんある。

 スペインにいるからできるんだろうけれど、また化学物質摂取をさけるという意味もあると思うがスローフードは精神を豊かにするな。道に咲いている草花にも目がいくようになる。ファーストフード慣れしてきているな、と思うようなら、すこし手間暇かけてカネをかけて割高になるスローフードをやってみるのも気分転換になっていいかもしれない。おれが日本にいたらカツオ節とカンナを買ってきて早速それで出汁をとってうまい味噌汁をすすりたい。

2006年4月16日 喜多武司
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