自分の人生の主役は自分なんだよ。
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2007年 10月 19日 ( 1 )
格差と貧困
 遠く日本の世情をスペインから眺めていると、ネットカフェ難民としょうする新貧困層が増えている。正確な数はだれも把握していないし定義もまだ定まっていない。実質アパート等の住居がない非定住者ということであれば、その数は何万にもなる可能性がある。

 格差は自己責任の範疇にはいる。500万の年収が800万になる。大いに結構なことだし、がんばりがいもあるというものだ。しかし日本の生活水準で昼夜働いても200万にしかならないとしたらどうだろうか?まともにくらせるだろうか。これは個人の努力の限界をこえていないか。NHKスペシャルで格差問題を特集していたが、特に母子家庭のお母さんが子供を二人抱えて、朝から夕方まで働き、家に帰って家の用事をし、また違う仕事場で夜8時から夜中の2時まで働いても18万足らずの月収しか稼げず、いつ過労でたおれるかわからない状態を映し出していた。てめえが勝手に離婚なりして向かえた結末だ。しょうがねえじゃねいか、といえるかということだ。子供同士で、ほっておかれる子供も哀れだ。すくすく育つような環境にはない。

 個人的な話になるが今年の九月からオフィスをマドリッドで立ち上げた。二人の従業員がいる。パートタイマーで働いてもらうこともできたけれど生活の安定を考えて2ヶ月の試用期間のあと正社員として働いてもらうことになっている。もちろんボーナスも年2か月分の月収を払わなくてはいけないし、有給休暇も年に1ヶ月をあたえなければいけない。法令では週40時間働いてもらうことはできるけれど、私のオフィスでは35時間だ。金曜の午後から日曜日まで休みにした。一日7時間ほどの労働時間ということになる。家族との時間を大切にしてもらいたいと考えているからだ。

 パートでしか使ってもらえないと思っていたらしく、ふたりとも大喜びだ。みたところ士気はおおいにあがっているようにおもえる。あとは売上高があがり、オフィスを維持でき私の給料もでるようになれば万々歳だ。社会的弱者をないがしろにする昨今流行のアメリカ型グローバリゼイションとやらに微力ながら反抗してみたい。そんなことを考えている今日この頃だ。

2007年10月19日 喜多武司

 
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by kitatakeshi-blog | 2007-10-19 19:49 | 日本ななめ切り