自分の人生の主役は自分なんだよ。
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2006年 02月 04日 ( 1 )
こうするべき!麻原裁判 控訴審
 日本滞在中、面白そうな講演会があったので友人と誘い合わせて、行ってきた。公演メンバーは野田正彰さん(精神科医であり大学教授なのだが、歯切れのいい文章が俺は好きだ)・大谷明宏さん(ジャーナリスト、読売新聞のとき社会部記者として社会の暗部をえぐる暴露記事を書いていたが、独立してからは芸者ジャーナリスト=田原総一郎とよく組んでいる)・宮台真司さん(社会学者、40代のホープだな。話はおもしろいのだが学者だからか日本語の中に横文字をよくいれて学のない視聴者にはよくわからん言葉を発するところが難点だ)・宮崎学さん(作家なのかな?でもおれはこの人の生き様・言動を尊敬している)・奇特な麻原の弁護人=松下・松井両弁護人

 さて本論に戻るが、弁護人によると麻原祥晃は現在精神的に病んでいて、一切の意思疎通ができないでいるという。接見回数は170回を数える。車椅子に乗せられての接見なのだが、発することばが「う、う」だという。よだれが垂れていて一見して尋常な様子ではないと見受けられるそうだ。精神科医の野田さんも実際に接見して精神障害の可能性が多い大きいとおっしゃっておられた。

 問題なのは裁判所が麻原氏を医者に診察させる許可を与えないことだ。当然その間は控訴審の公判はストップしてしまう。裁判所はそれがいやらしいのだが弁護人は控訴趣意書さえ出すことできないでいる現状をみると、とうとう裁判所も重い腰をあげて裁判所が選んだ医者による診察を許可した。もちろん野田さんは選ばれていない。裁判所にとって病気療養がひつようだという精神科医は必要ないのだ。裁判遂行できる精神状態であるというお墨付きをくれる医者を望んでいる。結果がでるまでにはなお数ヶ月かかるという。

 「麻原を早く死刑にしろ、吊るせ!」という世論の無言の圧力に裁判所がひるんでいるように見受けられる。弁護人も言っていたが、病気を治してからしっかりと裁判を継続させればいい。単純なことなのだが、麻原だと詐病の疑いもあるというんだな。また麻原に死刑判決をだした裁判官として名を残したいのかも知れぬ。そういえば異例中の異例、裁判官が東京小菅刑務所に麻原に会いに行ったというんだ。

 事件から11年経ち、オウムサリン事件も心の片隅奥深くに埋もれている人が大部分だろう。しかし麻原をできるだけ早く死刑に処すことが懸命なことなのか。麻原から何一つ事件の真相を訊きだしていない我々は臭いものには蓋的態度でいいのか。なぜサリンを撒いたのか、その一点だけでも訊きだす努力をしないで、彼を葬り去ることにおれは反対だ。

2006年2月4日 喜多武司
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by kitatakeshi-blog | 2006-02-04 17:24 | 日本ななめ切り