自分の人生の主役は自分なんだよ。
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2005年 04月 17日 ( 2 )
終身雇用「支持」78%、安定志向を反映 
終身雇用や年功序列賃金という日本型の雇用慣行を支持する人の割合が高まっていることが、独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が昨年8~9月に実施したアンケートでわかった。終身雇用の支持率は78%、年功序列の支持率は66.7%と、99年に調査を始めてから過去最高に。正社員から派遣社員への切り替えを強めたり、成果主義を進めたりする企業の動きに対し、労働者が警戒感を抱き、安定志向を強めている現状が浮き彫りになった形だ。

日本経済は永らく日本型社会主義であった、とおれはおもっている。銀行や証券といったグループ群では護送船団で政府から手厚い保護を受けていた。公務員にしてもそうだろう。そして典型的な制度が終身雇用・年功序列賃金だ。どんな制度でも一長一短はある。終身雇用は企業への帰属意識を高揚させ、家庭さえも顧みない会社人間へと労働者を変えていく。また地域社会との係わり合いをもとうにも持てないほど会社に時間的にしばられていった。しかし経済面での安定は今の比ではない。

年功序列賃金にしてもそうだ。立場上の能力がなくても歳がいっているというだけで、それなりの賃金が支払われていく。これといった取り得もなく歳を重ねていった人間には願ってもない制度だ。しかし能力のある若者には、不満がおおい制度にちがいない。

現代日本社会は、ブッシュ政権のグローバリズムという御旗のもと、コイズミ首相率いる日本も駆けつけた。グローバリスムというのは、社会的に強いものはより強く、弱いものはより弱くという制度だ。つまり社会的強者の繁栄のために社会的弱者は貢献をしなくてはならない、という制度なんだ。終身雇用・年功序列賃金を享受していた一昔前の日本は国民上げての地球規模での社会的強者だった。だからこそ繁栄を謳歌できたんだろう。しかし近年の中国やインド・東南アジアといった新興工業国群の台頭によって、日本国内にも社会的弱者を作らないと、日本の社会的強者がたちゆかなくなってきたんだ。だからこそ強いものの集団を守るために、日本の指導者層はグローバリズムにはせ参じた。

その結果どうなったか。10年前に比べて年収200万以下の層と2000万以上の層がそれぞれ拡大した。中間層と呼ばれる200万以上1000万以下の所得層がパーセンテージを下げている。そしてオウム心理教や酒斗薔薇事件・池田小事件に代表されるような、それまでには予想もしなかった犯罪が日本社会では頻発した。全く所得格差と無縁の事件とはおもえない。

社会的強者はいう、経済は発展しなくてはいけない。そのためにはリストラやむなし、契約社員やむなし、と。家庭や地域社会の絆をズタズタにしてまで低賃金で長時間働かなくては生きていけない契約社員の増大は、はたして将来の日本のためになるのか。リストラ・低賃金雇用は社会不安の最大要因だ。今回の調査は、国民が「否」と回答したということだ。

2005年4月11日 喜多武司



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by kitatakeshi-blog | 2005-04-17 16:58 | 日本ななめ切り
中国で反日感情高まる
日本の国連安保理常任理事国入りや扶桑社の歴史教科書問題などを巡って、中国で反日感情が高まり、現地に進出している日本企業が抗議行動の標的になるケースが相次いでいる。政治的な問題をきっかけに日本企業が狙われた形だが、「いつ何を理由に排斥運動を受けるかわからない」(現地駐在員)と新たな「中国リスク」に対し、日本企業の間に困惑が広がっている。

今回のイトーヨーカ堂襲撃やアサヒビール不買運動をみると、歴史的に決着がついているはずの日中戦争の評価が中国と日本とでは雲泥の差があることがわかる。戦争責任を不明確なままにして、表面上は日本人は頭を下げているが、腹のそこでは何を考えているかわからないと言った感情を中国人はもっている。たとえば扶桑社の歴史教科書は日本の侵略戦争を美化しているというのが中国民衆の感情を逆なでしている。そりゃそうだろう、旧日本軍によって2000万ともいわれる中国民衆が虐殺されたんだから。親類・縁者に被害者をもつ人がほとんだ。

日本国民は日中戦争のことをどれだけ知っているのか。最近は日本がアメリカと戦争をしたことさえしらない若者が増えているという。こんな調子では中国との戦争の時、日本が中国本土で何をしたのかなんて知っている若者は奇特な人間に属することだろう。こんな若者世代を生み出した責任は、おれなんかもそうだが前の世代の人間にある。

不本意ではあるが、今回の中国での不買運動がきっかけになって、もっともっと反日運動がもりあがってほしい。日本製品を中国人が買わなくなれば、日本経済に大打撃になる。中国進出の日系企業の株価は暴落する。そうなれば、またまた日本ではリストラが加速され、失業者が巷にあふれるようになる。日本国民ももう少しは物事を考えるようになるだろう。金満社会では経済的打撃こそが国民の気付け薬になる。

さて、そのあとが問題だ。おそらくオウム真理教が信者にしたように自民党政府は国民を洗脳すべく、ナショナリズムを煽るにちがいない。中国の不正にたいして日本国民は一致団結しなくてはならぬ、とかなんとか言っちゃってさ。そのための石原慎太郎の中国蔑視発言の政府の容認であり、日本ナショナリスムの濃い扶桑社の歴史教科書を検定に合格成就なんだ。

日本が中国にたいする歴史的清算をきっちりとしてこなかったから、いつまでも尾を引いているんだ。天皇制廃止ぐらいの決断が戦後日本にあったならば、中国側も納得したことだろう。戦後の日本は口先だけの謝罪と中国人はみているんだ。また問題のすり替えというのは戦後日本保守党政府のお家芸でもある。お上に右へ習え、と言われりゃ、素直に右を向く国民性の威力が大いに発揮されることだろう。
 
中国政府が裏で若者を煽動しているとかいって、反論を加える御用学者の発言が近いうちに公表されるにちがいない。日本ナショナリズム高揚の一環だ。相手の悪いことをつついたってしょうがないだろう。まずは自分のほうから襟を正すんだ。その姿をみて相手がじぶんにたいする考え方をかえていく。そんなことは身近な人間関係でもよくある話だ。

政府の口車には簡単に乗らない読者諸氏やおれでありたい。そうでないと結局国に国民が痛い目に遭わされるのは歴史の教訓だからだ。

2005年3月9日 喜多武司



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by kitatakeshi-blog | 2005-04-17 16:55 | 日本ななめ切り