自分の人生の主役は自分なんだよ。
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日本国憲法を再読する
 おれは自分の考えが行き詰ったとき、日本国憲法を読むことにしている。憲法とはなにか、ということすら即答できないような生徒にさせるために文科省は日夜努力していると言っても過言ではない学校教育では、とても世界でリーダーシップなど発揮できるはずもない。

 憲法とはなにか、それは主権者たるわれわれ国民が為政者に嵌めた足枷である。政府は憲法にそって政治をしなさいという国民からの命令書だ。憲法は日本という国の根幹なんだ。現実は小学校上級年以上の人ならだれでもわかるように憲法が捻じ曲げられて運用されている。

 日本は法治国家だとみんな思っているかもしれない。とんでもない。法治国家といえるような国でないことは憲法の運用の仕方をみれば、だれでもわかる。憲法放置国家、といったほうが的を得ているだろう。

 さて最近気づいたことがある。英文日本国憲法と日本語日本憲法を読み比べてみるとずいぶんとニュアンスが違う。書いてある基本のところで大きく違っている。憲法はもともと英語憲法をもとに日本語憲法が作成された。しかし日本語日本国憲法にするときに為政者の恣意的な改竄(かいざん)がなされた、とおれはみる。ヒントは前文だ。 We, the Japanese people, を日本国民は、と訳している。あっているじゃない、と思われるかも知れないが、どうして「われわれ、日本国民は」としなかったかということなんだ。

 「日本国民は」というと政府が代表して言わせてもらいます。配下にある日本国民は・・・というニュアンスにどうしてもなってしまうんだな。ところが「We, the Japanese people, 」となると、われわれ主権者である日本国民は・・・となりこの憲法を発令する主体が日本語日本憲法と逆転してしまうわけだ。つまり今の日本国憲法はお上主導の憲法の色彩を色濃く残すことになった、といえまいか。

 以下に英文・日本語の日本国憲法前文を掲載をしておく。

THE CONSTITUTION OF JAPAN
We, the Japanese people, acting through our duly elected representatives in the National Diet, determined that we shall secure for ourselves and our posterity the fruits of peaceful cooperation with all nations and the blessings of liberty throughout this land, and resolved that never again shall we be visited with the horrors of war through the action of government, do proclaim that sovereign power resides with the people and do firmly establish this Constitution. Government is a sacred trust of the people, the authority for which is derived from the people, the powers of which are exercised by the representatives of the people, and the benefits of which are enjoyed by the people. This is a universal principle of mankind upon which this Constitution is founded. We reject and revoke all constitutions, laws, ordinances, and rescripts in conflict herewith.
We, the Japanese people, desire peace for all time and are deeply conscious of the high ideals controlling human relationship, and we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and faith of the peace-loving peoples of the world. We desire to occupy an honored place in an international society striving for the preservation of peace, and the banishment of tyranny and slavery, oppression and intolerance for all time from the earth. We recognize that all peoples of the world have the right to live in the peace, free from fear and want.
We believe that no nation is responsible to itself alone, but that laws of political morality are universal; and that obedience to such laws is incumbent upon all nations who would sustain their own sovereignty and justify their sovereign relationship with other nations.
We, the Japanese people, pledge our national honor to accomplish these high ideals and purposes with all our resources.

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
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by kitatakeshi-blog | 2009-04-16 19:17 | 日本ななめ切り