自分の人生の主役は自分なんだよ。
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ランサロテ島にいってきた
 見渡すかぎり黒っぽい溶岩の大海原を一本の舗装された道路が突き進む。直射日光で明るいはずなのだが、目映い太陽の光や空き抜けるような青い空が、これほど大地の風景と似合わないところも珍しい。

 「らくだの道」というところをとおりティマンハヤ国立公園に向かおうとしている。一部火山噴火から免れた赤茶けた丘陵地帯には駱駝の10匹ほどのいくつかの群れが観光客を乗せてトボトボと歩いている。俺たち家族3人は早速ラクダにのることにする。なにしろ奥さんをはじめ何でもしてみるというのが我々のやり方なんだ。しかし生後三ヶ月の娘には過酷というものかもしれない。まずはラクダの臭さに閉口したらしく泣き出した。しかしすぐに慣れて泣くのは止めたが、壱瘤ラクダのコブを中心に左右対称に二席がついている。おんぶ紐も何もなく首の座っていない娘を抱っこしながら、ラクダの「揺れ」に耐えなくてはいけない。これには俺も閉口してしまった。特にラクダが最初立ち上がるときと最後に座るときは、自分の体が45度以上曲がってしまうので危うく娘を落としそうになったくらいだ。20分ほどの旅程であったが、後半には娘もラクダになれたらしく、あくびを連発していた。

 ティマンハヤ国立公園に入り込むと、ますます奇怪な風景が眼前にあらわれる。噴火口をのぞき見るときのバスの道が狭いこと。もちろん危険回避のために専用バスでの観光ということになる。レンタカーは火口付近の駐車場に置いておくことにする。断崖絶壁の横をバスがゆるゆると走っていく。地獄というのはまさしくこういうところをいうのではないか。溶岩が織り成す光景というものは人間の感性の上を行くものがある。

 1730年から36年にかけての噴火痕とのことだが270年も経ってほとんど草も生えないことに地球の凄さを感じる。人生せいぜい100ねんも生きられればいいほうで、俺のような不摂生の人生を歩んできた人間にはもうすぐお迎えがくるかもしれない。せいぜい機会を見つけては今後も旅を続けていこうとおもう。
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by kitatakeshi-blog | 2005-06-13 19:42 | 私的なこと