自分の人生の主役は自分なんだよ。
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鵺(ぬえ)のような日本社会
 昨日、NHKスペシャルで、世界の貧困の実態を特集で放映された。豊かなものはより豊かに、貧しいものはより貧しく、というアメリカンスタンダードがグローバリゼーションと称せられ世界中を跋扈している。アメリカやイギリス・韓国の貧困層、そして日本の貧困層も映し出された。希望のない仕事をしていると、精神が病んでいく。そしてそれが人間不信となって、本来人間に備わっているべき喜怒哀楽の感情表現さえも失われていく。

 グローバリゼーションの経済体制は、強者にとってはいいシステムかもしれないが、圧倒的多数の社会的弱者にとっては、人間存在の根底をゆるがすシステムとなって人類に襲い掛かる。

 一例としてイギリスでは国のプロジェクトとして、道でふらふらしている若者たちに係官が声をかけることから始まり、職業訓練を施し、仕事を斡旋している。その額15兆円の規模だ。ひるがえって日本社会のありようをみていると、公共の援助というのは、ほそぼそとしたものだ。係官となる人間の給料でさえ、朝から夜まで働いて10万円ほど。まともな生活が一ヶ月できる金額ではない。社会奉仕精神がなければとても続けることができまい。ましてや困窮者は貧困から抜け出そうにも技能がないのだから、悪循環になる。とくに日本の母子家庭は代表例だ。養育費を支払われていないのがほとんどで、母親の体力気力しだい、ということになる。

 劣悪な家庭環境が当事者の子供たちの将来のない生活を産み続ける。行き着く先は路上定住者や犯罪予備軍だ。最悪の生活環境を脱皮させるには個人の力量だけでは無理がある。おれたち国民一人ひとりが社会の問題として貧困というものを捉えなおすことができるかが、国が重い腰をあげて、貧困撲滅のために動き出す原動力となろう。そして早期に解決することが、結局は社会の安寧につながるんだ。

 現在、花形産業に従事していたとしても、世の中の変化は速い。明日はわが身だ、ということをかみ締めたい。
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by kitatakeshi-blog | 2007-12-17 21:31 | 日本ななめ切り