自分の人生の主役は自分なんだよ。
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Hnos.Becker通りの路上駐車の守衛さん
マドリッド中央部・オフィス街にHnos.Becker通りはある。マドリッド来たてのころはこの通りに面した女の子がいるパブによくきたものだ。かわいどころのいい娘が揃っていた。15年以上も前のはなしだ。

たまたまハイヤーの仕事でその通りで待機をしていると、50がらみのオヤジさんが守衛さんよろしく円形の鎖に車の鍵をたばねてじゃらつかせている。そして歩道を行ったりきたりする。

すると車が彼のそばに止まり、なにか話して、そのまま車道に小型車を置いたまま、恰幅のいいサラリーマンが立ち去る。パリッとした身なりの割には小型車を運転しているアンバランスがおもしろい。街が古く駐車場所が少ないオフィス街でちょっとした隙間でもおけるように通勤用に買ったんだろう。どうみても高級車が似合う身なりだ。オヤジは素早く車にのり、交通の邪魔にならないところに小型車を移動させる。

路上駐車といえども公的料金が必要だ。15分20セント30円ぐらいか。問題なのは2時間以上の料金が無いんだ。つまり一時駐車のみ認められている。しかしスペインといえども8時間は働かなくてはいけない。そこでこのオヤジの登場となるわけだ。お客にかわり歩道にある自動料金所でコインを入れて延長してやるんだ。また駐車スペースがない場合でも、あくまで邪魔にならないところに車を置いておいて、スペースが空き次第、車をいれる。
サラリーマンにとってはとても重宝なオヤジなんだ。

それにしてもお客が車ごとあずけられるオヤジの信用度はすばらしい。もちろん心づけをもらっているんだろうが、どのようにして信用を勝ち得たんだろうか。それに頭をひねればいろんな商売が考えられるんだな。人間ひとり食うことぐらいどうにでもなるというこどだ。
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