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by kitatakeshi-blog
自分の人生の主役は自分なんだよ。
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ライブドアショック
 そろそろライブドア問題も落ち着きだし、あとは特捜の告訴待ちとなった。マスコミでいろいろ言われているが、ホリエモンなんて時代の寵児のときには持ち上げるだけ持ち上げて、逮捕されたとたんに手のひらを返すようなボロクソな報道振りだ。芸者ジャーナリスムのマスコミの本質が垣間見れてほほえましい。おっと芸者をされている方のほうがもっと気骨があることは想像に難くない。

 ホリエモンはトラの尾を踏んだということなんだろう。この国の本当の権力者=高級官僚の前には何もできないということか。ホリエモンは法律違反を犯した。それは間違いのないことなんだろうが、どうせ公取法なんていう法律はたかだか人定法だろう。勝手に権力者が決めた法律だ。そんなものは重要視することなし、というのがおれの考え方だ。世の中動かしているのは力関係であり、どっちが強いかで負けたほうが悪者になる。そりゃ人定法で武装している権力者側が強いに決まっている。しかし少ない確率でそんな権力者をひっくり返す可能性だってあるのは歴史が証明している。

 権力をもった既成勢力に立ち向かったホリエモンはとくに若者の憧憬の的だっただろう。ライブドアの株を一株もつことでホリエモンと連帯しようとした若者が多くいるという。既存の体制に胡坐をかいてのほほんとしている人々に一矢をむくいてやろうとしたのがホリエモンが進めたやり方なんだ。参謀の宮内というのも苦学しながら税理士になったという。本来負け組といわれた人間の社会への反逆でもある。何もない若者にはカネこそ力だ。そして知恵を絞って法律的にグレーゾーン錬金術を駆使していく。

 ホリエモンも宮内も刑務所でしっかりと勉強してくるように。君たちとはやり方は違うが80年ほど前に人定法を軽視または無視したアナーキスト=大杉栄は逮捕されると一犯一語といって入所するたびに一外国語をマスターしていった。確か6ヶ国語をマスターしたはずだ。なにも大杉栄のように外国語を学ぶ必要もない。君たちは六法全書の丸暗記なんていうのはいかがなものかな。そしてまた権力者に一泡吹かせてやれよ。

2006年2月10日 喜多武司
by kitatakeshi-blog | 2006-02-11 18:30 | 日本ななめ切り