自分の人生の主役は自分なんだよ。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
共謀罪
 選挙後の臨時国会で郵政法案が可決されようとしているわけだが、刺客議員の答弁が国会をにぎわしているようだ。臨時国会での法案審議というのは珍しいことだとおもうが、郵政法案のみならず、共謀罪と身体障害者自立支援法案も成立させようといている。身障者自立支援法案についていえば、身障者「切捨て」法案だとおれは考えているが、今回は共謀罪について考えることにする。

 
 国連越境組織犯罪防止条約批准のために必要な法案だというのが共謀罪国会提出の趣旨のようだ。麻薬犯罪や人身売買という犯罪を取り締まるため国連が主導して2001年に国連総会で可決された。2002年・2003年と共謀罪を国会に提出されたが、廃案となった。

 なぜ廃案になったかというと、共謀罪というのはとんでもない法案だからだ。なんか悪いことを画策し「合意」しただけで犯罪になるという。懲役4年以上犯罪に適用されるという。なんとその数・615もあるんだ。本来は麻薬・人身売買に限定されている国際条約を批准するためにこの共謀罪は必要だとされるんだが、法務官僚は、自分たちの力を増大させるために拡大解釈して法案提出とあいなった。

 市民運動阻止のために、この法律が適用されるのは目にみえている。インターネットでのやり取りさえ、難癖をつけられるやもしれぬ。なんともはやジョージ=オーエルの「1984」の世界そのままの監視社会が目前に迫っている。

 ほとんどの市民はおれはなんも悪いことなんかしないし、しようとおもったこともない。共謀罪が成立したところで痛くも痒くもない、おもっているかもしれない。しかしここに落とし穴があるんだ。共謀罪には密告制度というのがあって密告したやつは罪が減免されるんだ。つまりあんたを気に食わないとおもっているやつがいるとしたら、罠に嵌められる危険性があるということなんだ。そして密告したやつは罪を免れるというわけだ。

 こんな法律ができたら人間不信を基盤にした社会が構築されていくだろう。いいたいことは山ほどあるが黙っていることが一番、という社会になっていくんだ。そして権力機構は好き勝手なことをしはじめる。それとても批判の声が上げられない。こんな法律が修正もなしで与党の大多数で可決されようものなら、もう日本はおしまいだ。

2005年10月9日 喜多武司
[PR]
by kitatakeshi-blog | 2005-10-09 17:57 | 日本ななめ切り