自分の人生の主役は自分なんだよ。
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郵政民営化法案
切羽つまった問題でもないことがことさら大きくとりあげられている。小泉首相がどうしてここまで郵政民営化法案成立に固執するのかがおれにはわからない。靖国参拝問題といい民営化法案といい、ものごとに徹底的に執着する性格のように見られる。
確かに自分の信念を曲げずに突き進むことは一個人としてはすばらしい資質だ。しかし公人である首相職にあるものの態度ではないようにおもわれる。それに国民が緊急を要した問題だという認識が郵政民営化法案にははなはだ気薄だ。それなのに郵政民営化法案に執着するということは、別の側面からこの問題をみたほうがよさそうだ。 アメリカ様さまの世代の小泉首相は政治行動はアメリカ一辺倒だ。強いものはより強く弱いものはより弱くというグローバリスムの賛同者でもある。また民営化とは効率を最優先させる制度だ。それに郵政事業がほんとうに合う制度なのかは意見の分かれるところではないのか。いわく、採算の取れない過疎地の郵便局は廃止になるとか。おそらく効率優先の民営化は怒涛のように弱者である過疎地に住む住民の利益をもぎ取っていくことだろう。 107名が亡くなられた先日の福知山線脱線事故にみられるように公営事業というのは効率優先ではいけないんだな。20年前中曽根内閣のときに国鉄は民営化されたわけだけど、安全とは何かという公共輸送事業の命題が月日とととも風化風化し世代間で伝えられなかった。上層部が効率優先というなら末端の労働者は安全を合言葉に団結しないといけないんだ。そこには公共輸送にたいする使命感がなければとれない行動だ。また国民の意識も国鉄労働者に賛意を送るものでもなかった。余剰人員を抱えていたとおもわれているし金食い虫と思われていたからな。その結果が20年も経ってブーメランのように国民を直撃し犠牲者をだしたわけだ。 郵政民営化が実現すればきっと同じ道をたどるのではないのか。まあ国民の命まではとらないとおもうけれど、不便さをしいることだろう。反対派が自民党内部の相当いるというのもおれには痛いほどわかる。なにしろ自民党議員は地元の有力者のおかげで議員になっているのだから。 郵政民営化法案が通らなければ衆議院を解散すると首相は息巻いている。売られたケンカは買わねばならぬ。反対派は受けて立とうという。売り言葉に買い言葉の様相を呈している。国民の最大の願いである経済回復が足踏み状態で今ひとつだ。そんなときに総選挙で政治的空白があっていいのか、おれにははなはだ疑問だ。 今日本経済の浮沈に一番影響を与えるのは外国人機関投資家の投資動向なんだ。その機関投資家が一番嫌うのは政治的不安定だ。ほとんどの日本国民がのぞむ景気回復に背を向けるような解散総選挙というのはなんなのか。個人的には日本社会がゴチャゴチャになったほうがおもしろいとおもうが、安定志向をのぞむ大多数の国民の皆さんはどのように感じているのだろうか。 2005年8月5日 明日は原爆がヒロシマに投下されて60年・・・喜多武司
by kitatakeshi-blog
| 2005-08-05 19:10
| 日本ななめ切り
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